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ドアロックアクチュエーター修理 – GR GARAGE BLOG

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ドアロックアクチュエーター修理

Jun 6, 2020

GR Garage富山新庄の梅沢です。 

   

   

エンジン不調の相談をきっかけに車検整備までご依頼を頂いた平成11年式のMR2(SW20)

   

ご用命事項の中に「ワイヤレスドアロックで運転席のドアロックが作動しないので診てほしい」というご要望がありました。

   

調べてみると原因は運転席ドアロックアクチュエーターの不良!

   

作動音はしているのですがか弱い音で 、ロックを作動させるまでの力が残っていないような症状です。

   

修理に必要な部品の最小単位は「運転席ドアロックASSY」なのですが、残念ながらすでに生産中止となっており、新品部品の入手は不可能!!

   

中古品を探すもこちらも世の中に出回っておらず、あきらめるしかないのか…..

   

「この先もずっと永く大事に乗り続けたいので直したい」というお客様の強いご要望により、何とかして修理する方法はないかとアクチュエーターを分解してみることにしました。



    

分解して点検してみたところ、真因はアクチュエータ内モーターの劣化でした!

      

経年劣化によりモーターの磁力が低下し、ロックを動かすほどのトルクが無くなっています。

その他には異常は無いので、モーターさえ手に入れば何とか直せそうです。

   

色々調べてみたところ、某通販サイトで自動車用ドアロックモーターという名で同じ形のモーターが手に入るのを見つけました♬


  

ただし、ウォームギアは付いていないのでこちらだけは古いモーターから取り外して再使用しなければいけません。

   

ウォームギアを抜き取る前にシャフトとの位置関係を計測。

   

ウォームギアを抜き取ると、モーターの軸には空回り防止用のスプライン(溝)が切ってありますが、新品モーターにはスプラインがありません💦

    

このまま組んでも空回りしてしまい、ロックを作動させることが出来ないので新品モーターに空回り防止用の溝を作らなければなりません!

   

なんとか加工してからウォームギアを打ち込み、モーターをアクチュエーターに組み込んでから作動を確認したところ、力強いトルクでドアロックが作動することを確認!

無事にワイヤレスドアロックが作動するようになりました。(#^^#)

   

純正部品が手に入らない場合でも、今回のような修理方法で愛車の機能が復活する場合もございます。

部品が無いとあきらめる前に一度GR Garage富山新庄へご相談下さい。

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