昭和47年式(1972) セリカ 1600GTV レストア③ – GR GARAGE BLOG
昭和47年式(1972) セリカ 1600GTV レストア③
Aug 8, 2020
GR Garage富山新庄 レストアです。
レストア入庫車両 昭和47年式(1972)トヨタ セリカ 1600GTV の続報です。
いよいよボデーのお色直しに向けて、ボデーをリフトから移動用の専用台車に載せ替えます。
そして積載車に載せ、塗装工場へと搬送の様子です。
ボーデーが搬出された後のストールでは、名機2TGエンジンのオーバーホール開始です。
後付けのたこ足エキゾーストマニホールドがいかにもスポーツエンジンらしさをアピールしていますね!
分解前にNo.1シリンダ圧縮上死点の位置を確認
2TGエンジンは、カムシャフトとカムシャフトスプロケットの勘合部分にあるピンの位置を変えることで微妙なカムタイミングを調整出来る機構になっています。
分解前に元の位置を間違えないよう、証拠写真の意味も兼ねてパシャリ!📷
ピンの抜け防止用ワッシャーの位置も大変重要!!
シリンダーヘッドを降ろし、シリンダーとピストンが見えたところでシリンダーボア(内径)を測定します。
2TGエンジンは本来1600CCのエンジンですが、当時はシリンダーをボアアップ(内径を大きく)し、オーバーサイズのピストンを入れて1750CC(通称イナゴマル)にするのがエンジンチューニングの定番だったとか….
更に3Tエンジンのクランクシャフトに変えて2000CCにすることも出来ました!
果たしてこのエンジンはいかに….
シリンダーボアを測定したところ、基準値通りの約85mm
むしろ貴重な1600CCのままのオリジナルエンジンであることが判明致しました。
次回へ続く….