GR Garage富山新庄の梅沢です。

　　　　

　　　　　

GR Garage富山新庄に入庫したレストア作業を紹介しているレストアブログですが、GR Garage富山新庄では本格的なレストアに限らず、部分的な補修も承っております。

　　　　　

　　　　　　

今回ご紹介するのは昭和54年式　いすゞ117クーペ

　　　

ご用命は前後のバンパーモールの変形修理のご依頼です。

　　　　

この車両は前後スチールバンパーに黒いゴム製のモールが取り付けられている構造で、そのゴム製のモールの表面がなにやら「でこぼこ」に波打っている状態でした。

　　　　

ゴム製のモールは裏側に鉄製のステーを介してバンパーに取り付けられている構造で、おそらくそのステーが錆びて膨張し、ゴム製のモールをいびつな形に中から押し出しているのだと思われます。

　　　　

　　　　　

　　　　　

バンパーを取り外してモールを分解すると….

　　　　

　　

やはり内部の金属製のステーが腐食しており、錆の形が表面に浮き出している状態でした。

　　　

　　　　

モールもステーも残念ながら新品の部品の入手は不可能であるため、何とかして既存のモールを生かした修理をしなければなりません。((+_+))

　　　　

　　　　

ゴム製の部品は再利用するため、ステーと錆びた残骸を綺麗に取り除きます。

　　　

　　　

ステーは新しく金属製のプレートを用意！　

元のステーと同じ形、同じ位置にボルトを溶接してゴム製モールの裏側に挟み込むことで、新品部品と同じような状態でバンパーに取り付けることが可能になります！

　　　　

　　　　

ゴム製のモールには少し変形の面影が残っていますが、可能な限り滑らかな表面に修正しました！

　　　　　

　　　　

金属製のステーに錆止めの処理を施し元の状態に復元！

　　　

　　　

よ～く見なければ気付かないレベルにまで修理することが出来ました！

が….残念ながら完成写真を撮り損ねました(>_<)

　　　　　

　　　　

　　　　

追記

本日6月4日（日）の富山新聞の朝刊に「旧車再生に依頼続々」と題してGR Garage富山新庄のレストアが記事で取り上げられました！

お店に新聞を届けて下さった常連のお客様もいらっしゃって、スタッフ一同大変感謝しております。

　　　

興味のある方は是非富山新聞の今日の朝刊もご覧ください！