【魚津店】海の環境を守るには – STAFF BLOG

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【魚津店】海の環境を守るには

Jun 22, 2021

こんにちは、魚津店の八木です。

6月21日魚津市の片貝川上流にある『片貝山ノ守キャンプ場』におきまして、魚津市漁場環境保全会さん主催の植樹活動に参加してきました。

魚津市漁場環境保全会は魚津漁業協同組合、三ケ生産森林組合、新川森林組合の３組合が主体となって立ち上げられた団体だそうです。魚津市漁場環境保全会では10年以上にわたり魚津市の山で延べ1500本以上もの植樹活動を続けておられます。

毎年滑川高校海洋科の生徒さんたちが参加しておられるそうですが、今回ご縁がありまして初めてネッツトヨタ富山魚津店も植樹活動に参加させていただきました。ご協力いただきました関係者の皆様ありがとうございました。

■ 漁業関係者が山を守る理由――

　なぜ海で活躍する漁師さんたちがわざわざ陸に上がって植樹をするのか、と疑問に思われるかもしれませんが、そこには将来を見据えた壮大な思いがありました。
　豊富が漁場として有名な富山湾。私たちの魚津の海も豊かな海産資源に恵まれており日々漁港では威勢のいい声が聞こえています。漁師さんたちの元気な声が聞けるのはもちろん日々豊富な魚介類が獲れるから。豊富な海産資源があっての物種です。

そのため漁業に携わる方たちにとって目先の漁獲量の確保も大切ですが、豊富な海産物を永続的に収穫するための海の環境保全も大切な使命のひとつとなっているそうです。

海を守るためにはどうすれば良いか。ゴミをなくし美しい海を維持する。乱獲を防ぎ計画的な漁を行う。様々な取り組みがあると思いますが、その中のひとつが、地元の山の保全なのだそうです。

海へと注がれる多くの河川からの水。魚津市でも早月川や片貝川など魚津の山々を水源とする川が富山湾へと流れています。それらの川の上流には豊かな森林があり多くの栄養分が作られています。北アルプスの雪解け水とともに栄養分は海へと注がれて、やがて動物プランクトンの餌になり、それらを小魚や稚魚が食べる。そして小型の魚が捕食して、その魚はやがて中型や大型の魚たちに食べられる・・・。この一連の連鎖の基礎となっているのが魚津の山であり魚津の森林なのだそうです。

また、森林では多くの虫がいますが、その虫も魚のエサとなります。山に木々が生い茂っていると山の保水力が高まり、土砂の流出を抑えることが期待されます。注ぎ込まれた川の水はやがて蒸発して雲となり、魚津の山々に雨や雪を降らせます。そしてその雨や雪は森の木々を育て上げる・・・。様々な意味で山は海と繋がっているのです。

最初はなんで漁師さんが･･･という思いでしたが、この山と森と川と海とを大きく一つに捉えて考えると、漁師さんたちの活動は大変意義深いものだということが理解できます。まさに最近のトレンドでもあるＳＤＧｓの考えに通じるものがありますね。

■ 大きく育った姿が今から楽しみ

今年植樹したのはヤマザクラとツツジの二種類でした。

滑川高校海洋科の生徒さんが中心となってヤマザクラを。