新型クラウン クロスオーバーはパワーユニットにも注目！2.5Lエンジンを搭載する「2.5Lハイブリッドシステム」と、2.4Lターボエンジンを搭載する「2.4ターボ デュアルブーストハイブリッドシステム」の2機種が設定されています。ということで、今回は、2.5Lハイブリッドシステム搭載モデルについてご紹介しますよ～！

トヨタ・新型クラウン クロスオーバー G “Advanced・Leather Package” 

＞＞ボディカラー：プレシャスブロンズ〈4Y6：メーカーオプション〉

2.5L 自然吸気エンジン+THSⅡを採用する「2.5Lハイブリッドシステム」搭載モデルは、「G」と「X」の2グレードに設定されています（Gグレードは、標準、“Advanced・Leather Package”、“Advanced”、“Leather Package”の4タイプが設定）。

また、こちらのボディカラー「プレシャスブロンズ」は、2.5Lハイブリッドシステム搭載モデルのみに設定されているカラーです！ワントーン仕様とツートーン仕様から選択できます。今回、2.5Lハイブリッド車は、電動ムーンルーフやリヤパワーシート（リヤサポートパッケージ）が装着できませんのでご注意をー。

　　↑2.5L ハイブリッドシステム搭載

2.5Lハイブリッド車のパワートレイン（リダクション機構付シリーズパラレルハイブリッドシステム）は、メインユニットとして、自然吸気仕様の2.5L直列4気筒エンジン（A25A-FXS）が搭載されています。→エンジンカバーのトヨタエンブレムは樹脂カバー一体型（2.4Lハイブリッド車ではメッキエンブレム付！）となります。

こちらは、高圧縮比・ロングストローク化をはじめ、「VVT-iE（電動連続可変バルブタイミング機構（吸気側））」や高い燃焼効率を実現する「D-4S」が採用となり、電動ウォーターポンプを搭載する可変冷却システム、低フリクションオイルなども導入されています。

こちらのエンジンに、THSⅡが組み合わされ、システム最高出力は172kW（234PS）となります。新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池が採用されるほか、クラストップレベルの低燃費、高い静粛性を兼ね備えています。さらに、低速域でのレスポンスも向上し、中速域から高速域もダイレクトで力強い加速性能も実現していますー。WLTCモード燃料消費率は22.4km/L。

駆動用モーターは、2.5Lハイブリッド車と2.4Lハイブリッド車では設定が異なりまして、2.5Lハイブリッド車では前輪側の出力・トルクが大きく設定され、2.4Lハイブリッド車では後輪側の出力・トルクが大きく設定されます。→駆動系のセッティングの違いにより、乗り味が異なるのもポイント！

【スペック@2.5Lハイブリッド車】＜エンジン＞■型式：A25A-FXS■総排気量：2.487L■最高出力：137kW（186PS）/6000rpm■最大トルク：221N･m（22.5kgf･m）/3600-5200rpm＜フロントモーター＞■型式：3NM（交流同期電動機）■最高出力：88kW（119.6PS）■最大トルク：202N･m（20.6kgf･m） ＜リヤモーター＞■型式：4NM（交流同期電動機）■最高出力：40kW（54.4PS）■最大トルク：121N･m（12.3kgf･m）

※トランスミッションは、2.5Lハイブリッド車には「電気式無段変速機」が搭載されますので、シフトパターンも2.5Lハイブリッド専用となっていまして、P、R、N、D、Bのポジションとなります（ステアリングホイールにはパドルシフトが備わない仕様）。そして、2.5Lハイブリッドシステムのみ「無鉛レギュラーガソリン仕様」となりますので、経済性にも優れた仕様となりますー。フューエルリッドカバー裏面には「無鉛レギュラー（バイオ混合ガソリン対応車（E10/ETBE22））」ステッカーが貼付されています。

前後輪トルク配分を100：0～20：80で制御する「E-Four（電気式4WD）」が組み合わされていますので、後輪中央には電気モーターが備わり、発進性、走行安定性が高められています。トルク配分も前輪駆動よりの設定となるのも2.5Lハイブリッド車の特徴です。

このほか、違いが幾つかありまして、2.5Lハイブリッド車のみに、ロアグリル内に「グリルシャッター」が備わり、エキゾーストシステムは2.5Lハイブリッド車専用で、無塗装仕様のシルバー色（ターボの2.4Lハイブリッド車ではマットブラック塗装仕上げ）となります！

EVのみでの走行を可能とする「EVドライブモード」が備わるのも2.5Lハイブリッド車のみ！センターコンソール中央には「EV MODE」スイッチが備わります。EVモード選択時には、パワーインジケーター左側にEVランプが点灯します。このため、2.4Lハイブリッド車とは異なり、電動パーキングブレーキのオートホールドスイッチと2分割されたスイッチデザインとなるのもポイント。

また、「ドライブモードセレクト」も設定が異なっていまして、2.5Lハイブリッド車では3モードの設定となります。「SPORT」、「NORMAL」、「ECO」の3モードが用意されていまして、切替スイッチの操作により、アニメーションがメーター上に表示されます。今回、アニメーションで登場するクラウンクロスオーバーは、G系グレードの21インチ仕様となっていますので注目ですー。

ちなみに、ナビや走行データを基にサスペンションの減衰力を制御する「NAVI・AI-AVS」も2.5Lハイブリッド車では未設定でして、2.4Lハイブリッド車専用装備となっています（2.5Lハイブリッドシステムの特性に合わせ、通常のサスペンションシステムが搭載）。

足元には、新型クラウン クロスオーバーの特徴でもあります大径タイプの「21インチ ノイズリダクションアルミホイール（ダークプレミアムメタリック塗装）＆センターオーナメント」が採用されています。G “Advanced・Leather Package” とG “Leather Package”のみに設定されるデザインとなっていまして、クラウンクロスオーバーでは唯一の「ノイズリダクションアルミホイール」となる点も注目です！

※21インチ仕様では、プレミアムコンフォートタイヤ「Michelin e･PRIMACY」が新車装着タイヤとなります。タイヤサイズは「225/45R21 95W」。

エクステリアでの違いに関しては、リヤの「車名エンブレム（CROWN）」が、2.5Lハイブリッド車では「クローム」となり、2.4Lハイブリッド車では「漆黒メッキ」となります。ちなみに、ワントーン仕様のボディカラー選択時には、サイドウインドウ下部に備わる「ドアベルトモールディング」がメッキ仕様となり、「アウタードアハンドル」はカラード仕様となります。

続きましてインテリア！こちらの車両のインテリアカラーは「フロマージュ」でして、2.5Lハイブリッド車のG “Advanced・Leather Package” とG “Leather Package”のみに設定されているカラー（「設定色」のため、注文時に指定が必要です）ですので、シート表皮は「本革」のみです。標準カラーの「ブラック」とは違い、「フロマージュ」はベージュ/ホワイト系の明るい色味となっていまして、エレガントな装いに！

ダッシュボードベース、センターコンソールベース、フロア全面、インナードアパネル、Bピラー、Cピラーの基本部分が「ブラック」となっていまして、ダッシュボードのアクセントカラー、Aピラー、ルーフライナー、サンバイザー、アシストグリップ、ルームランプユニット等がフロマージュ専用のベージュ/ホワイト系カラーになります。ちなみに、シートベルトも専用カラーとなっていますので注目です！

そして、ドアトリムもフロマージュ専用色の2トーンカラー仕様でして、ホワイトステッチが施されています。フロントドア側のインナードアハンドルベースも専用色となるほか、シートは、ショルダー部分にアクセントとしてブロンズ/ゴールド系カラーが配されています。ちなみに、フロントシート裏、フロントシートベースはブラックとなりますので、ハイコントラストで洗練された印象にー。

※2.5Lハイブリッド車のG “Advanced・Leather Package”、G “Advanced”には、「ドライブレコーダー（前後方）」、「パーキングサポートブレーキ（後方歩行者）」、「パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）」が標準装備となります（2.4Lハイブリッド車では全車でメーカーオプション設定となります）ので、運転支援機能が充実しているのも注目ですー。