お客様からの新型車レポート【2.5Lプラグインハイブリッドシステム搭載@ 最高出力306PS】トヨタ・クラウン スポーツ RS 展示 in ネッツトヨタ富山 – STAFF BLOG
お客様からの新型車レポート【2.5Lプラグインハイブリッドシステム搭載@ 最高出力306PS】トヨタ・クラウン スポーツ RS 展示 in ネッツトヨタ富山
Jun 8, 2025
今回は、クラウン スポーツの2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載する「RS」グレードです。大容量リチウムイオン電池の搭載によるEV航続距離の拡大や高められた動力性能、そして、専用内外装デザインも採用されていますー。

トヨタ・クラウン スポーツ RS(2.5Lプラグインハイブリッド車:E-Four)
>>ボディカラー:エモーショナルレッドⅢ〈3U9〉(メーカーオプション)
今回、PHEV車の「RS」グレードには、2.5Lプラグインハイブリッドシステムが採用となり、ハイブリッド車同様に2.5Lエンジン「A25A-FXS」を搭載となりますが、フロントモーターの動力性能が高められているため、モーター特性に合わせ、エンジンの最高出力、最大トルクが抑えられています。

2.5Lプラグインハイブリッドシステム→
エンジンの最高出力は、ハイブリッド車の137kW(186PS)から130kW(177PS)に、最大トルクも同様に221N・m(22.5kgf・m)から219N・m(22.3kgf・m)に抑えられています。ちなみに、エンジンルーム内左手前のシルバーのパイプ等はPHEV専用のヒートポンプ用のものです。



今回、フロントモーターは、ハイブリッド車に採用されている「3NM」ではなく、「5NM」が採用されたことで、モーターの最高出力は、88kW(120PS)→134kW(182PS)に、最大トルクは202N・m(20.6kgf・m)→270N・m(27.5kgf・m) に大幅に向上しています。ちなみに、リヤモーターはハイブリッド車と共通スペックで「4NM」が搭載となりますー。



システム最高出力は「225kW(306PS)」を実現していまして、PHEV車の特徴でもあります大容量リチウムイオン電池は、ハイブリッド車とは異なり、車体中央の床下に配置されています(ボンネット裏のバッテリー搭載位置ステッカーにも記載)。EV走行距離は90km(WLTCモード値)、ハイブリッド燃費は20.3km/L(WLTCモード値)。ガソリンタンク容量はハイブリッド車同様の55L!



重量増に伴い、フロアトンネル部にブレースが追加されるなど、ボディ剛性が高められているほか、前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性が最適化され、RSグレード専用にショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御する「AVS」が今回採用されています(NAVI・AI-AVSが標準)。



RSグレードの運転席側リヤフェンダーには、PHEV車専用の「充電ポート(充電インレット照明&充電インジケーター付)」が搭載され、こちらはドアロック連動にて開閉可能(ドアロック連動リッド&コネクターロックシステム)です。「普通充電(AC100V・AC200V)」と「急速充電」のいずれにも対応!※付属のヴィークルパワーコネクターを使用すると、100Vの外部給電用コンセントとして使えるのもポイント。



また、普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」機能も搭載されています。このほか、プラグインハイブリッドシステム車には、「充電ケーブル(AC200V 7m)」、「電源プラグコード(AC100V用)」、「充電ケーブルバッグ」が付属(標準装備)します。※充電ケーブルの15m仕様はメーカーオプション。



給油口にも注目でして、プラグインハイブリッドシステム搭載モデルではガソリンの使用量が少ないため、給油口を開いた際に噴出さないようにするためタンク内の圧力を下げる機能が備わります。オープナーを押してから、圧力が下がるまでの時間差があるため、給油口のリッドが開くまでに若干時間がかかります。



エクステリアでの変更点としましては、「ドアウインドゥフレームモールディング(SUS)」が、RSグレードでは「ブラック」が標準設定となります(ハイブリッド車では、バイトーンカラーを選択時に装着となりますが、RSでは全ボディカラーでブラックが標準設定となります)。また、バックドアには最新の「PHEVバッジ」が装着にー。



足元には、RSグレード専用デザインの「21×8½Jアルミホイール(マットブラック塗装)&センターオーナメント(235/45R21タイヤ)」が採用されています。また、制動力を高めた専用20インチ対向6ピストンアルミキャリパーや20インチベンチレーテッドディスクが設定され、「カラ ードキャリパ ー(レッド[フロント・リヤ])」が装着となるのもポイントです!

←クラウン スポーツ RS@インテリア
インテリアには、RSグレード専用内装色「ブラック&センシュアルレッド」が採用されていまして、運転席と助手席で左右非対称に配色されています。ステアリングホイールは、スイッチ周りに「ブラック(素地仕上げ)」、ボトム部のスポークに「レッド加飾」、ステッチにはRS専用に「かがり縫い」の「レッドステッチ」が施されていますので特別感がー。



また、ステアリングホイールとシフトノブともに、RS専用品として「ディンプル加工」が施された本革巻きとなります。また、シフトは「シーケンシャルシフトマチック(Sモード)」となるため「Sポジション」が追加されています。また、「パドルシフト」もRSグレード専用として設定されていますのでこちらも注目です!



今回、PHEV車には、任意でモード切替を可能とする「EV/HVモード切替スイッチ」をはじめ、エンジンで発電した電気をバッテリーに充電する「バッテリーチャージモード」、EV走行メインとする「AUTO EV/HVモードスイッチ」が備わりますので、センターコンソール中央のスイッチパネルが専用デザインとなります。



また、エアコンシステムもPHEV車専用に「湿度センサー・ヒートポンプシステム付」になります(PTCヒーター付)。内装色のブラック&センシュアルレッドは、助手席側のインストルメントパネル、センターコンソールにレッド色が加えられ、助手席のドアトリム上部にもレッドが配されています。一方の運転席側のドアトリムは、ブラック一色となり左右非対称となる配色となるのも特徴ー。



フロントシートには、ハイブリッド車の「スポーティシート」とは異なり、ホールド感が増した「スポーツシート」が装着されています。ヘッドレストとの一体感のあるデザインが採用され、ホールド性が高められたシート形状、スポーティなレッドステッチ等が施され、スポーツ性を高めたインテリアに仕立てられます。



また、シート表皮は「スポーツレザー(本革)」が用いられ、ハイブリッド車(Zグレード)に標準設定されている「助手席肩口パワーシートスイッチ」は非装着となっています。あわせて、全席のシートベルトにおいて「レッド色」が採用されていますので、よりスポーティな印象に!



そして、リヤシートにはRS専用に「後席左右シートヒーター」が備わります。背もたれ、座面ともにヒーター機能が備わりが、リヤの中央席には備わりませんのでご注意を。→ヒータースイッチは、リヤドアのパワーウインドウスイッチ(左右)に備わります(ON/OFFの機能のみ)。



ラゲージスペースも注目でして、ラゲージボードが今回、PHEV車専用となっていまして、手前側はホイールハウスまで広がりフラット部が拡大されています。また、デッキボードを開く際に、ハイブリッド車ではレバー式の取っ手がついていましたが、PHEV車ではレザー調の紐が備わりまして、演出と操作感が異なるのもポイントですー。



このほか、PHEV車はメーカーオプションの「スペアタイヤ(応急用T165/80R17)」が非設定となっていますので、タイヤパンク応急修理キットのみの設定となります。