チーム一丸となって全力を出せ! – CLUB ACTIVITY BLOG
チーム一丸となって全力を出せ!
Mar 24, 2019
専有走行から一夜明け、今日は予選が行われた。
専有走行の結果は2′31.819で21位。
これでは表彰台へは全く届かない。
チームは専有走行後、どうしたらマシンを0.1秒でも速くするための作戦会議を行った。
我々NETZ TOYAMA Racingは、けっして大きなレーシングチームではない。そしてプロのレース屋でもない。ただの地方の小さなディーラーだ。
技術、設備、人、全ての面で他チームには負ける。
でも「勝ちたいと」いう想いだけはどこのチームにも負けない。
監督、ドライバー、エンジニア、メカニックそれぞれが屈託のない意見を出し合い、全員が納得するまでトコトン話し合って予選へ向けてのメニューを決定し作業に取り掛かった。

春の強風が吹き荒れる寒い中、夜遅くまでメンテナンス作業が続き全員疲労もピークに達していた。
そして迎えた予選当日

15時45分 グリーンシグナル点灯と同時に予選が始まった。
しっかりクリアラップを取る為、#123は真っ先にコースインしアタックを開始する。
昨日失敗したガス欠症状も出ることなく、みんなの想いを背負って順調に快走を続け、130R→日立オートモーティブズシケイン→最終コーナー→メインストレートと一気に駆け抜ける。
この時点で#123号車は、2′30.997の自己ベストタイムを記録し暫定8位となる。
しかし、その直後130Rでガス欠症状により他車両がコース上でストップ。
レッドフラッグが掲示され予選中断となる。
これで状況は一変する。
コースインのタイミングを待っていた車両が再開を待つ為、続々とピットロードへ並びだす。
5分後、コース上はクリアとなり予選再開のアナウンスが流れグリーンシグナルが点灯。 各車一斉にコースへ飛び出す。
予選再開の残り時間は7分間
各車両、わずかな時間の中で全開でアタックを開始する。
各ドライバー、ミスをしないよう自らの精神を研ぎ澄まし、磨いたテクニックを存分に発揮する渾身のアタックを見せる。
#123号車はポジションが徐々に落としていく。
そして、チェッカーフラッグが振られると同時に僕たちの春の鈴鹿予選は終わった。
その瞬間、悔しさと自己ベストタイムを記録した喜びとでとても複雑な気持ち襲われる。
結果を見ると約1秒の間に17台もが犇めき合う大激戦だった。

●#123 松井孝允 2′30.997 予選正式結果 17位 / 32台
予選トップは2′29.949をマークした♯98号車 近藤選手
しかし勝負は最後まで何が起こるかわからない。
僕たちは絶対に諦めない。

