【レストア】昭和50年式(1975)カリーナ TA17 ⑤ – GR GARAGE BLOG
【レストア】昭和50年式(1975)カリーナ TA17 ⑤
Mar 19, 2022
GR Garage富山新庄 レストア の梅沢です。
現在レストアで入庫中の昭和50年式カリーナ1600GTの進行状況(エンジン編)をお伝えします。
エンジン分解時に発見されたピストンリングの折れが原因と思われるシリンダーの傷!

専門業者さんに依頼し、シリンダーを綺麗にボーリングと上面も研磨して頂きました。

こちらは以前のピストンですが、シリンダーの内径が研磨により大きくなるため、もうこのピストンは使えません。

新しく用意したオーバーサイズピストン!

シリンダーの傷の深さを事前に測定し、その傷が消える研磨量にあったピストンを選択。
そのピストンも細かく測定してからクリアランスが基準値になるようシリンダーを研磨します。

シリンダーブロックが復活すれば、後は順番にエンジンを組み上げて行けます。


お預かりした時には普通の黒い塗装が塗られていたシリンダーヘッドカバーでしたが、オリジナルの結晶塗装を復元する為一旦全て剥離します。

こちらが結晶塗装中のシリンダーヘッドカバー!

乾燥後にマスキングを剥がしてからエンジンに装着すると、ご覧のように2TGエンジンらしくカッコいい姿に蘇りました。

次回に続く!