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お客様からの新型車レポート【新開発1.2Lハイブリッドシステム e-SMARTハイブリッド搭載】トヨタ・新型ライズ(ハイブリッド車) 展示 in ネッツトヨタ富山 本店 – STAFF BLOG

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お客様からの新型車レポート【新開発1.2Lハイブリッドシステム e-SMARTハイブリッド搭載】トヨタ・新型ライズ(ハイブリッド車) 展示 in ネッツトヨタ富山 本店

Nov 26, 2021

トヨタ ライズが一部改良となりまして、新開発の1.2Lハイブリッドシステム「e-SMART ハイブリッド」を搭載したモデルが登場しました。100%モーターで走行するシリーズ式ハイブリッドとなる点に注目ですよ~!

トヨタ・新型ライズ Z(ハイブリッド/2WD)
>>ボディカラー:レーザーブルークリスタルシャイン(B82:メーカーオプション)

今回追加設定されました「ハイブリッド車」は、最上級グレード「Z」と装備充実仕様の「G」の2グレードに用意されていまして、2WD車のみの設定となります。→展示車両は「スマートパノラマパーキングパッケージ」、「アクセサリーコンセント」装着車。

↑新開発 e-SMARTハイブリッド@ユニット

今回、シリーズ式ハイブリッドシステムが採用ということで、電気モーターの動力のみで走行となる為、エンジンは発電専用となります。こちらには、発電専用に新開発された「1.2L WA-VEX DVVTエンジン」が搭載となり、高速燃焼を実現する「高タンブルストレートポート」や霧状に燃料噴射を行い燃焼効率と排ガスのクリーン化を実現する「デュアルポート+低ペネトレーション噴霧」、ノッキングを抑制し熱効率を向上させる「クールドEGR」が新たに採用されています。

インテークマニホールドはガソリン車用とは異なる形状かつ短くなっていまして、シリンダー周りのウォータージャケットも通常のものよりも浅く設定されています。これにより、冷却水の量を減らすことで始動時から短時間で水温を上げることが可能となりました(電動ウォーターポンプ採用)。同時に、水温が高まっても対応できるようにラジエーターが大型化されています。

ちなみに、パワーユニット自体(エンジン、モーター)もコンパクトな設計となっていまして、エンジン右側には、PCU(パワーコントロールユニット)が配置され、このPCUの下側に、発電用と駆動用の2つのモーターが並列で配置されることで、全長全幅の拡大を最小限に!そして、静粛性を高める為に、遮音材の追加や制振材の最適化が図られている点にも注目ですよ~!

静粛性を高める工夫として、エンジンルームとダッシュボードとの間に備わる「ダッシュサイレンサーの三層化」、ボンネットパネルの「フードサイレンサーの遮音性向上」、「エンジンアンダーカバー吸音材の追加」、フロントフェンダーのドア側の「フェンダー後端部シール性向上(ウレタン追加)」が図られています。→ボンネット裏面にはハイブリッド車専用となるバッテリー搭載位置が明記されたステッカーが貼付。

そして、フロアアンダーでは「フロアサイレンサーの目付の向上」、リヤフェンダー&Cピラー部の「デッキサイドトリム吸音材の追加」が行われています。この他、駆動用バッテリーとして、「リチウムイオン電池(4.3Ah)」がリヤシート下に収められていまして、ハイブリッド車ならでの車両重量増と衝突時の安全性を考慮し、ボディ剛性も高められています。同時に、燃料タンクも変更され、容量は33L(ガソリン車では36L)に!

今回、万が一の衝突時に駆動用バッテリーを守る為、バッテリー前後に「フロアクロスメンバー」が追加されています。前側には440MPa級の高張力鋼板、後側には590MPa級の高張力鋼板が使用されるほか、補強材も追加されています。そして、ガソリン車に対して大幅な車両重量増(90kg増)となる為、ホイールハブは従来の4穴→「5穴」に変更されていますのでこちらも要チェック!

Zグレードでは17インチアルミホイールが標準設定となりますが、今回、ハイブリッド車専用デザイン(Zグレードは17インチ)となります!タイヤサイズもガソリン車と同様に195/60R17となっています。そして、新型ライズには「電動パーキングブレーキ」が新設定なりましたので、後輪のブレーキシステムの仕様・形状が変更(機械式→電気式)されています。

エクステリアもガソリン車とハイブリッド車との違いが幾つかありまして、まず、一目で分かる「シナジーブルー仕様」のトヨタエンブレムに目が留まりますが、注目なのがフロントグリル!実は、ハイブリッド車は開口部の形状が変更されていまして、上部では左側が2分割され形状で、下部には新たに開口部が追加されています(ちなみに、フロントグリル中央部の開口部には「車両接近通報装置」用のスピーカーが内蔵に!)。

機能装備として、ハイブリッド車専用に、降車後の一定時間ヘッドランプが点灯し足元を照らしてくれる「ヘッドランプ点灯延長機能」が採用されています!こちらは、イグニッションOFF後にパッシング操作(ヘッドライトスイッチを手前に引く)することで作動します(写真でもわかるかと思いますがユニット外側の2本が点灯します)。

予防安全機能「スマートアシスト」も進化していまして、最新型のステレオカメラ(従来に引き続きデンソー製が採用)が搭載となりまして、カメラ周りの形状も変更されています。こちらは、ステレオカメラのハードウェアの改良により、CMOSイメージセンサーの撮像性能が向上したほか、ソフトウェアも手が加えられ、認識パターンが改良されたことで作動領域、認識範囲が拡大!

最新世代のスマートアシストには、衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能が夜間時の歩行者検知に対応!さらに、新機能として「路側逸脱警報機能」と「ふらつき警報機能」が追加設定され、標識認識機能は「最高速度」と「一時停止」も認識できるようになりました(従来モデルは進入禁止のみ)。

↑新型ライズ Z(ハイブリッド)@内装

続きまして、ハイブリッド車のインテリアです!こちらは基本デザインをガソリン車と共通としていますが、液晶メーターのデザインの変更(ハイブリッド車専用)をはじめ、センターコンソール形状の変更(電動パーキングブレーキ搭載車)、最新仕様のディスプレイオーディオの導入等が行われています。

気になるメーターデザインですが、従来のガソリン車同様に4パターンのデザインが用意されていまして変更することができます(ステアリングスイッチ左側からメニュー選択)。パターンによってオープニングアニメーションも異なっていましたが、こちらもハイブリッド車専用に4パターン用意されています(グリーンカラー基調)。

このほかの3種類のメーターパターンもご紹介しますが、ガソリン車ではタコメーターとなっていた部分が、「CHG(チャージ)」、「ECO(エコ)」、「PWR(パワー)」の3構成で表示され、燃料残量表示がバッテリー残量表示に変更されています。メーター内にはさらにインフォメーション表示切替でハイブリッドシステムの作動状況も表示可能です。

また、ECOモードに切り替えますとメーターの中央部(ハイブリッドシステムインジケーター)がグリーンカラーに変化しまして、一目でECOモードだと分かるように設定されています。→同時に、警告灯表示等も一部見直され、ハイブリッド車専用にて、EVランプS-PDLランプも追加されていますのでこちらも要チェックですよ~!

エンジンスイッチも気になるポイントでして、今回、ハイブリッド車といういことでブルー色の「POWERスイッチ」に変更されています。また、細かな変更として、最新世代のスマートアシストが導入されたことでステレオカメラのユニット部も変更されました。

そして!注目なのが、新開発の「S-Pedal」が採用された点です。こちらは、アクセルペダルのみの操作で速度調整が可能となる機能で、アクセルOFFで減速します。運転席右側のS-PDLスイッチをONにすることで作動しまして、通常のエンジンブレーキよりも減速感があります。NORMALモードECOモードに2つのモードから選択可能で、S-PedalをOFFにすることもできます。

ステアリングスイッチも変更されていまして、リング状の十字キーが「立体的な造形」となったことで直感的な操作性が向上しまして、右側に備わっていました「PWRスイッチ」が「DRIVEスイッチ」に変更されています。DRIVEモードを押すことで、走行モードのNORMALとECOの選択が可能です。

センターコンソールも仕様が変更されていまして、電動パーキングブレーキが新採用(Zグレードは全車で標準、Gグレードはハイブリッド車に標準装備)となったことで、同装備が備わるグレードにおいては、インストルメントパネルからアームレストまでフラットな専用コンソールデザインとなります。サイドにはシルバー加飾が奢られるほか、専用にて「カップホルダー」が備わるのも特徴です。

ちなみに、シフトパターンもハイブリッド車では変更されていまして、ガソリン車で採用されていたマニュアルモード(7速シーケンシャルシフト)は未設定でして、ハイブリッド車専用に「B」ポジションが新たに設定されています。「電動パーキングブレーキ」が新採用となったのも特徴でして、「オートブレーキホールド機能」も追加されます。

メーカーオプション設定の「9インチディスプレイオーディオ」も進化していまして、ディプレイは、より鮮明な映像を表示可能となる「高精細HDディスプレイ」に変更されていまして、新たに「HDMI端子」が追加(USB端子が装備される位置に増設)されています(従来モデルに引き続き、パイオニア製で、Apple CarPlay、Android Autoにも対応)。

ハイブリッド車のみの専用装備として、新たに「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)」が設定されています。こちらは、イグニッションON時に、運転席右側のAC100VスイッチをON(インジケーターが点灯)にすることで、ラゲッジルームのAC100V電源が使用(1500W以下)できるようになります。

ラゲッジルームは、ハイブリッド車でもガソリン車同様のスペースを確保していまして、フロア下が大きく仕様変更されていますので要チェックです。フロアボードを外しますと、左側にカバーに覆われた部分があります。こちらには、補機バッテリー(鉛バッテリー。ガソリン車ではエンジンルーム内に搭載)が備わり、右上部の膨らみには「外部給電用インバーター(AC100V/1500W)」が搭載されます。

続いて、リヤシートですが、こちらは駆動用バッテリーが座面下(リチウムイオンバッテリーは運転席側寄りに配置)に搭載される為、シートクッション形状が変更となるほか、シート下部に樹脂製カバーが備わり、助手席側には、バッテリー冷却用のエアインテークが備わります。小型のバッテリーとなることで足元スペース等の室内空間はガソリン車同等となっていますよ~!

ハイブリッド車の追加のみならず、一部改良も同時に実施されていまして「ウェルカムランプ機能」が追加されています。キーを携帯した状態での施錠された車両に近づくとルームランプが点灯する機能となっています。→キーのエンブレムは通常のガソリン車同仕様(ブラック)となります。

【スペック@新型ライズ ハイブリッド車】<モーター>■最高出力:78kW(106PS)/4372-6329rpm■最大トルク:170N・m(17.3kgf・m)/0-4372rpm <燃料消費率>■WLTCモード:28.0km/L(市街地モード:29.6km/L、郊外モード:30.2km/L、高速道路モード:26.1km/L)■JC08モード:34.8km/L

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