【魚津店】知っていますか? 「下位蜃気楼」 – STAFF BLOG
【魚津店】知っていますか? 「下位蜃気楼」
Oct 13, 2023
こんにちは魚津店の八木です
魚津店のショールーム入ってすぐ、正面の壁面大型ディスプレイをみなさんご存知ですか?お店にお越しになった方だと一度は目にしているはずの大型四面ディスプレイ。実は・・・毎日様々な映像を流しています。

新発売クラウンスポーツのプロモーションムービーもばっちり見ることもできますが、今回のブログで取り上げたい映像はずばり蜃気楼。
■店舗の中で蜃気楼を――
魚津店ではかねてより準備を進めてきました蜃気楼のライブ放送がついに夏よりスタートしました。ライブ配信動画なので蜃気楼が発生するとショールームに居ながらにしてリアルタイムで蜃気楼の様子がわかるというチョー優れものなんです!

ライブ配信動画を店内で放映し始めたのがうだるような暑さの8月でした。もともと夏は蜃気楼の発生しにくい時期。ライブ配信動画も正直変化なしの日々。やはり一般的に良く出ると言われる春ごろまではお預け状態なのかな、と思っていました。
暦は変わり、10月になる頃にはようやく朝晩の涼しさが、少し肌寒い気温になってきました。今まであまり変化のなかったライブ配信動画にもちょっとした変化が見られるようになってきました。
射水市方面を映している映像には日々新湊大橋が映し出されているのですが、その新湊大橋がときおり歪んで見えるようになってきたんです。ほんのちょっとした違いなので毎日見ていたから気付けたのかもしれません。

『これは蜃気楼じゃないのか?』
『いやいや単に霞んでいるだけじゃないの?』
スタッフのなかでも意見は割れましたので、そこは専門家のご意見をということで、魚津埋没林博物館の石須館長に教えていただきました。
石須館長よりいただいた回答は・・・
蜃気楼でした!!



ついに、魚津店ショールームで蜃気楼を見ることが出来ました!!
石須館長曰く、この時期から冬にかけてしばしば発生しており、今回の映像も蜃気楼で間違いないそうです。正確には「下位蜃気楼」と言うタイプの蜃気楼で発生しやすい時期から冬型蜃気楼とも言われるそうです。
春ごろによく見られる蜃気楼は「上位蜃気楼」というタイプだそうで、上位蜃気楼と下位蜃気楼では発生メカニズムが異なるとの事です。
■上位蜃気楼と下位蜃気楼――
上位蜃気楼は、発生しやすい季節から春型蜃気楼とも言われています。魚津市から見られる上位蜃気楼は富山湾の海面付近の空気の下層の温度が低く、上層の温度が暖かい状態の時に発生します。下層の冷たい層と上層の暖かい層の境界あたりで通過する光が歪み、上方に伸ばされるそうです。
なので魚津の海岸から黒部方面や富山方面などを、冷たい層と暖かい層の境界越しに見るとゆらゆらと上空に伸びたような姿になります。その時の大気の状況で様々な形に変わっていく様子は素晴らしく、全国でも屈指の上位蜃気楼頻出エリアなんです!
そして、今回ようやく魚津店で見ることのできた下位蜃気楼。
下位蜃気楼は、上位蜃気楼のメカニズムが逆転したもので、海面付近の下層が暖かく、上層が冷たい時に発生すると言われています。暖かい下層と冷たい上層によって光は歪められて、下方に反転するように虚像が現れます。風景が反転して海面との間に隙間が出来るので、まるで海面から浮いているように見えることから「浮島」とも言われます。
下位蜃気楼の場合、魚津の海岸から黒部方面や富山方面を見ると、新湊大橋は海から少し浮いて見えたり、黒部市生地の堤防に描かれている「m」のマークは反転して無限大「∞」のように見えることがあります。
下位蜃気楼は発生の頻度は上位蜃気楼よりもはるかに多く見ることが出来ますが、上位蜃気楼のように大きく歪むことは少ないそうです。ちなみに暑い日の道路に幻の水たまりが現れる「逃げ水」も下位蜃気楼の一種なんですよ!
今週末はネッツトヨタ各店舗でイベントを開催しております。天候にも恵まれるようなので、ひょっとしたら魚津店ショールームの大型ディスプレイで下位蜃気楼が見れるかもしれませんよ!
皆様のご来店をお待ちしております!!


ネッツトヨタ富山 株式会社 魚津店
富山県魚津市吉島2019番地
tel:0765ー24ー2828
魚津店 店舗情報はこちら
魚津店過去ブログ
-
STORE BY
UOZU
魚津店
PHONE 0765-24-2828