お客様からの新型車レポート【エクステリア篇:FCV(燃料電池車)@フルモデルチェンジ】トヨタ・新型MIRAI(Zグレード) 展示 in ネッツトヨタ富山 本店 – STAFF BLOG
お客様からの新型車レポート【エクステリア篇:FCV(燃料電池車)@フルモデルチェンジ】トヨタ・新型MIRAI(Zグレード) 展示 in ネッツトヨタ富山 本店
Jan 12, 2021
FCV(燃料電池車)のMIRAIがフルモデルチェンジ!今回、躍動的で伸びやかなスタイリングをはじめ、機能性と質感が高められた上品なインテリアが採用され、FCVならではの優れた環境性能と高められた基本性能により走りも進化-。

トヨタ・新型MIRAI Z(2WD)
>>ボディカラー:フォースブルーマルティプルレイヤーズ<8Y7:メーカーオプション>
新型MIRAIは、標準グレード「G」と上級グレード「Z」の2タイプが用意されています。Gグレードには、標準仕様の「G」、安全装備等が充実した「G”A Package”」、後席装備が充実した「G“Executive Package”」が設定され、Zグレードには、標準仕様の「Z」、後席装備の充実した最上級グレード「Z“Executive Package”」が設定されています。
こちらの展示車両は、上級グレード「Z」でして、ボディカラーは、新型MIRAIのイメージカラーでもあります新規開発色の「フォースブルーマルティプルレイヤーズ<8Y7>」です。複層工程による塗装の深みと鮮やかな発色が特徴で、中塗り、シルバーベース、クリアコート、ブルークリアコート、クリアコートの5層となります。
フロントデザインは、フラットで伸びやかな印象となるフロントフードパネルをはじめ、ボディサイドに回り込むように広がるBi-Beam LEDヘッドランプ、そして、横方向へ広がる大型の台形型ロアグリルと太く存在感のあるクロームメッキガーニッシュが配されたことで、ロー&ワイドな印象に-。フロントエンブレム周りはロアグリルよりも前方に迫り出していまして、シンプルなデザイン構成でありながら、躍動感を演出!
また、ヘッドランプはBi-Beam LED仕様となりまして、G系グレードとZ系グレードでデザインが異なりますので注目です。こちらの上級グレード「Z」では「2眼式」となります(G系では1眼式)。→ヘッドランプエクステンション(全グレード)は、引き締まった印象となる「漆黒メッキ」が採用されているのもポイントですよ~!サイド部分にはMIRAIロゴ入り!
フロントフードパネル(ボンネット)は、一瞬見るとフラットなデザインに感じられますが、フードパネル全体的にU字型のプレスラインが配されています。こちらは、エンブレム上側にヘッドランプ周りから繋がるU字ラインと、フードパネル中央にアクセントのU字ラインが配され、波紋のような感じに、前方から2段のU字型プレスラインが特徴となっています。
空力特性が高められるように凹凸が少なく滑らかな面構成となっているのもポイントでして、バンパーコーナー部分には、横方向へと流れる気流を整える造形が採用されています。また、フロントワイパーも新型ではフロントフードパネル内に収まるように配置(未使用時は停止位置が下がる機能も!)されていまして、ウォッシャーノズル内蔵型アームが導入されているのも注目です。
また、ルーフパネルも従来モデルではブラックアウト化され、ルーフサイド部分が盛り上がった形状となっていましたが、新型では、より伸びやかでセダンらしいデザインとなりまして、ルーフ部とピラー部はボディカラー同色仕上げとなり、空力特性を高める為、2本のプレスラインが施されています。→サイドウインドウは、従来同様に6ウィンドウデザインが取り入れられていますよ~!
ドアミラーユニットは従来通りドアパネルに取り付けられるアーム型のものが採用されています。こちらのZグレードでは、パノラミックビューモニターカメラ・赤外線カメラが内蔵されていますので、ユニット下部が大型化され、アーム部分が光沢ブラック仕上げとなります(鏡面部にはインジケーターが内蔵)。→新型には、新たにAピラー部にエアロスタビライジングフィンが備わります。
※ウインドシールドガラス(高遮音性ガラス/グリーン合わせ・UVカット機能付)やスーパーUVカットフロントドアグリーンガラス(撥水機能付)、UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・リヤクウォーター・バックウインドウガラス)が全車で標準装備。→今回、リヤドアガラスにプライバシーガラスが導入されたのもポイントですよ~!また、ウインドウモールディングも採用され、上品な佇まいに-。
サイドでは、プレスラインが最小限に抑えられていまして、滑らかな曲面を実現したパネル面が特徴です。リヤドア下部に向かって立ち上がるボディ下部のプレスラインも躍動的な印象に!また、サイドマッドガードには、フロントフェンダー側にFUEL CELLエンブレムが装着されています。→フロント/リヤタイヤ前方にはエアスパッツも備わります。

パワートレイン(FCスタック)@新型MIRAI
MIRAIは燃料電池車!従来モデルでは前輪駆動だったため、フロントフード内に、駆動用モーターが内蔵されていましたが、新型では、後輪駆動となったことで、こちらにFC(燃料電池)スタックが搭載されています(FCスタックは従来はフロントシート下に配置されていました)。→FCスタックは、水素と酸素を化学反応させて電気エネルギーを発生させる装置です。
樹脂カバーには、従来通り波紋デザインと、FUEL CELLエンブレム&シナジーブルー仕様のトヨタエンブレムが備わります。一充填走行距離は、Zグレードの参考値で約750km(G系グレードでは約850km)となります。そして!新型MIRAIは、外部給電アウトレットが搭載されていますので、停電時の住居や外部電源として電力供給が可能です。ヘッド部の左側に備わるポート部に接続することで使用できます(停車中のみ。車内のアクセサリーコンセントと同時使用可能)。
動力源となる高出力モーターは最高出力134kW(182PS)以上、最大トルク300N・m(30.6kgf・m)を発揮しまして、駆動用バッテリーには大容量リチウムイオンバッテリーが組み合わされています。また、静粛性も高める為に、振動や騒音が抑制された高剛性ボディをはじめ、フロアアンダーカバーやドア等に、吸音・遮音対策が行われています。そして、低重心化、車両重量配分も50:50となりまして走行性能も高まっています-。
充填口には、水素タンクに関する表示ステッカー(車両容器総括証票)が貼付されています。ちなみに、水素タンクの充填期限は15年でして、こちらの車両では、ステッカーに「充填可能期限2035年10月」と記載されています。また、水素タンクは定期的な検査(容器再検査)が必要でして、初回が4年1か月、以降2年3か月以内に行う必要がありますのでご注意を-。
新型MIRAIでは、水素タンク搭載位置が工夫されていまして、車両中央下部(センターコンソール部)、リヤシート座面下、ラゲッジルーム下の計3個搭載(先代モデルは2個)されています。今回、タンクがより分割されたことで居住性が高められています。また、フロア下は、空力特性を高める為に、全面にフロアアンダーカバーが装着されています。
足元には、19インチアルミホイールが標準装備!こちらの上級グレード「Z」では、ホイール表面に「ハイパークロームメタリック塗装」が施されていますのでより上品に(G、G”Executive Package”はシルバー塗装)仕上げられます。タイヤは、ブリヂストンTURANZA T005 A(235/55R19 101V)。→サスペンションシステムは、前後でマルチリンク式コイルスプリングが採用となるのもポイント!
安全装備も最新型へと進化しています。新型では、プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)が搭載され、交差点右左折支援(横断歩行者・対向車両)、緊急時操舵支援、低速時加速抑制が備わります。また、レーダークルーズコントロールには、カーブ速度抑制機能が導入されています。
今回、新型MIRAIは、従来モデルの前輪駆動(FF)から後輪駆動(FR)となりまして、従来の塊感のあるデザインから、伸びやかで4ドアクーペ的なスポーティなスタイリングに!全長は従来比+85mm、全幅は+70mm、全高は-65mm、ホイールベースは+140mmとなり、トレッド幅もフロントで+75mm、リヤで+60mmとなりました。

トヨタ・新型MIRAI Z@リヤビュー
ワイド&ローかつ伸びやかなプロポーションとなり、リヤデザインは、トランクパネルが短く設定されたショートデッキスタイルとなっています。こちらは2段のプレスラインが配されていまして、サイドから回り込むように配置されたキャラクターラインと、ルーフラインからバックウインドウラインにかけて配置されたプレスラインと組み合わされ、立体的な造形に!
この他、バックウインドウガラスは、先代モデルもプライバシーガラスが装備されていましたが、サイドウインドウガラスよりも薄い色(クールグリーン)となっていました。新型では、サイドウインドウガラスと色・濃さが同調(従来より色が濃くなりました)となり、統一感、快適性が高められていますので要チェックです!
続いて、特徴的なLEDリヤコンビネーションランプ。横方向に広がる一文字デザインでして、中央部にトヨタエンブレムが配置されています。ターンランプ&バックアップランプにはダークレンズが採用されていますので引き締まった印象となる他、レッドレンズ内には3本のグラデーションラインが配されていますのでこちらも注目ですよ~。
トランクパネル中央部には、フロントロアグリル同様の台形型デザインが用いられていまして、中央にナンバープレートが取り付けられます。上部には、パノラミックビューモニター用リヤカメラ(左側)と、デジタルインナーミラー用カメラ(右側)が備わります。→GとG”Executive Package”を除いて、リヤカメラには「カメラ洗浄機能」が装備。
リヤバンパーにおいてもフロントロアグリル同様に、グレーメタリック塗装が施されていまして前後での統一感のあるデザインとなるのも特徴です。サイド部分には、グリル形状のアクセントデザインが施され、ワイド&ローでスポーティな印象にも-。→リヤエンブレムは、先代モデル同様に左側にMIRAIエンブレム、右側にFUEL CELLエンブレムが装着されています。